子どもさんのトイレトレーニングは、子育ての中でも大きな課題の一つと言えるのではないでしょうか?
ここでは以前に保育士をしていた筆者の経験も踏まえながら、家庭でのトイレトレーニングの方法についてお届けしていきます。
ポイントや役立つアイテムなど、トイレトレーニングのあんなことやこんなことについて、盛り沢山にお届けしていきましょう。
家庭で出来るトイレトレーニングのおすすめ方法は?
家庭で出来るおすすめな方法とは?
- トイレトレーニングが出来る環境であること
- 開始する季節は春~夏にかけて
- 補助便座かおまるを用意する
- 実際に見せたり、教材を活用する
順番に説明していきます。
トイレトレーニングが出来る環境であること
何を始めるにしてもそうですが、環境を整えることは大切です。
- 引っ越しを控えている。
- 間もなく下の子どもを出産予定。
- 両親が仕事等で忙しくゆったりと関わることができない。
などの場合はトイレトレーニングは開始すべきではありません。
子どもは環境の変化にも敏感。
トイレトレーニングはゆったりとした気持ちで継続していく事が大切です。
今、出来る環境にあるかどうか判断してみましょう。
開始する季節は春~夏にかけて
寒くなる時期は着る服も増えますし、子どもさんによっては排泄間隔が短くなる場合もあります。
トイレトレーニングは、着脱のしやすい暖かい季節から始めるのがおすめです。
補助便座かおまるを用意する
子どもさんにもよりますが、基本的には2歳以降から始めるのであれば補助便座、1歳代から始めるならおまるを使用するのがいいですね。
実際に見せたり、教材を活用する
お兄ちゃんやお姉ちゃんがトイレに行くところを見せたり、トイレ関連の絵本やDVDなどの教材を活用してトイレへの興味・関心を子どもさんに持たせていきましょう。
トイレに行くところを見せるのはもちろん両親でもOKですよ。
トイレトレーニングはいつから始めればよい?
いつからトイレトレーニングを始めればよいのか?というと2歳頃からが適していると言えます。
具体的には、以下のようなことができていればトイレトレーニングを始めてもよいと考えて下さい。
- 一人で歩くことができ、おまるや便座に一人でしっかりと座ることができる。
- 大人からの問いかけに身ぶりや言葉で答える。
- おしっこの間隔が2~3時間である。
- トイレに興味や関心を持ち始めている。
もちろん、2歳になるまでにできているなと感じたら始めても構いません。
また、保育園に通っていておまるに座っていたり、トイレトレーニングを始めているなら同時に家庭でも行うといいですね。
(保育園では1歳を過ぎた頃からおまるに座り始めます。)
その場合は先生と連携を取るように心がけましょう。
続いてはトイレトレーニングのポイントについてお話していきましょう。
トイレトレーニング成功させるポイント
トイレトレーニング成功させるポイントをまとめてみました。
- 排泄間隔を知る
- 生活リズムや排泄間隔でトイレに誘う
- しっかり誉める・叱らない
- 環境を変えてみる・一旦止めてみる
順番に紹介していきます。
排泄間隔を知る
まずは子どもさんがどのくらいの間隔でおしっこが出ているのかを把握する必要があります。
オムツを確認しながら間隔をつかんでいきましょう。
生活リズムや排泄間隔でトイレに誘う
起床時・食事の前後・出かける前・お昼寝の前後・就寝前にトイレに誘うようにします。
間隔がつかめていればそれに合わせて誘うようにして下さい。
しっかり誉める・叱らない
排泄できた時には 「おしっこでたね!」 「うんちでたね!」 と声をかけてしっかりと誉めてあげましょう。
でなくても、失敗しても決して叱ってはいけません!
トイレに行くことが嫌になってしまう可能性もあります。
最初はでなくて当然です、根気強く継続していきましょう。
環境を変えてみる・一旦止めてみる
なかなか排泄できなかったり、トイレに集中できない場合は、環境を変えてみたり、トイレトレーニングを一旦止めてみましょう。
オムツ卒業のタイミングは?
さていよいよオムツ卒業!そのタイミングは?というと、トイレでの排泄が時々見られるようになってきたらパンツ (トレーニングパンツ) にしてみましょう。
まずは昼間から始めます。
夜はまだ紙オムツで構いません。
朝まで出ていない日が続くようになったら夜もパンツに変えてみるといいですね。
保育園に通われている場合は先生とも相談をしながら進めていきましょう。
最後にお役立ちアイテムを紹介していきましょう。
トイレトレーニングに役立つアイテム
トイレトレーニングに役立つアイテムを紹介していきます。
おまる・補助便座
トイレトレーニングの開始年齢にもよりますが、1歳代から始めるのであればおまるがおすすめです。
子どもさんの好きなキャラクターなどが付いているものをセレクトしてあげると、おまるに座りたくなる、トイレに行きたくなりますよね。
絵本
絵本にはトイレトレーニングへ向けた内容のものが出されています。
絵本の好きな子どもさんなら活用してみるのも一つの方法です。
逆に、まだあまり絵本を見せたことがなかったというご家庭は、この機会に取り入れてみるのもいいですよ。
おすすめの絵本を紹介しておきます。
「トイレいけるかな」
「あけて・あけてえほん といれ」
「おとこのこ トイレ」
「おんなのこ トイレ」
トレーニングパンツ(布製)
布パンツになる前に使用する練習用パンツで、股の部分が3層や6層になっています。
子どもさんがおしっこをした時に不快感が分かるようになります。
様々な絵柄のものが販売されているのでお気に入りのパンツを買ってあげると、トイレトレーニングも楽しくなりますね。
トレーニングパッド
布パンツの股部分に付けて使用します。
トレーニングパンツに比べると不快感は感じにくい可能性もありますが、布パンツを使用したいと考えているならパッドの使用がいいですね。
おねしょシーツ
敷布団に敷いて使用します。
布パンツで寝始めの頃、少し不安な時に…。
踏み台
子どもさんが一人で便座に座れるようにするために使用します。
便座に座った時に踏み台に足がつくものを選びましょう。
そうすれば踏ん張ることが出来るので排泄がしやすくなります。
踏み台には一段、二段、補助便座付きのものがあります。
布オムツ
家庭に布オムツがある場合は、トレーニングパンツに布オムツをはさんで使用する方法があります。
布オムツがおしっこを吸収してくれるので、ズボンにおしっこがもれにくいという利点があります。
万が一うんちが出た場合でも対応がしやすいです。
トレーニングパンツに移行したばかりの頃に使用するといいですね。
ごほうびシール
トイレで排泄できた時は、カレンダーやシール帳などを用意してごほうびシールを貼ってあげましょう。
次回への励みにもなります。
またトイレに座るのが苦手な子どもさんの場合は、ある程度座ることができたら貼ってあげるのもいいですね。
苦手意識が減ってくるかもしれません。
それぞれの子どもさんに合った対応を。
家庭で出来るトイレトレーニングのまとめ
家庭で出来るトイレトレーニングの方法についてお届けしてきました。
トイレトレーニングは個人差があり、早く出来る子どもさんもいれば、そうでない子どもさんもいます。
他の子どもさんとは比べずに、ゆったりとした気持ちで関わっていきましょう。
まずは排泄間隔をつかむことですね。
おしっこやうんちが出そうな時の仕草を見逃さないこと。
立ち止まる、お尻まわりを触るなど、子どもさんを見ていると徐々に分かってくると思います。
その時に確認して出ていなければトイレに誘うタイミングです。
役立ちアイテムを上手く活用させながら取り組んでみて下さいね。
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